スパイラル式熱交換器の特徴を知ろう

スパイラル式熱交換器は単一流路の熱交換器です。スケールが付着しても流路断面積が小さいので、流速増大による自浄作用が期待できます。通路幅を柔軟に決められるので、固形分を含んでいる場合にも対応可能です。多管式と比較すると伝熱係数が大きくできるので、小型化を実現することも可能だと言えます。設計の自由度の高さから、多管式より幅広い用途で採用できることも特徴的です。1型や2型、3型や塔頂コンデンサーなどがあり、種類によって構造の詳細や設置が違ってきます。いずれにしても2流体それぞれの流路があることは同じです。コンタミが避けやすいタイプ、スラリーが多くても問題ないタイプなどもあるので、用途に合った種類が選べるところもスパイラル式熱交換器の魅力だと言えます。